『冷え性=女性』というイメージが付くほど女性に多い冷え性
よく耳にすることがある『ひえしょう』なんとなく、女性に多いイメージがありますね。そして、一言に冷え性といっても様々な症状や、種類が実はあるんです。今回は、その中でも、なぜ冷え性が女性に多いのか!?をご説明していきます。
子宮がカラダを冷やす!?
女性は月に一度、生理があり生理になると血液量が一時的に減るようになり、赤血球で運ばれてくる酸素の量が減少し、食べ物が分解されにくくなり、体内のエネルギー源が不足し冷えやすくなります。また、子宮卵巣は血液が滞りやすいと言われ、その為女性は全体に熱が運ばれにくく冷えやすくなると言われています。
そして、女性は妊娠出産準備のため、子宮卵巣を常に温かい血液で満たそうという働きがあり、お腹が冷えていると、手足に巡回させる前に、すぐにお腹に血液を集めてしまうため、手足が冷えるようになってしまいます。そのため、女性の方はとにかくお腹を温めることが冷え性改善にはとても重要なこととなります。温かい飲み物を飲むようにしたり、腹巻をすることなども有効的です。
薄着ファッションも体を冷やす原因のひとつ
『おしゃれは忍耐』なんて言葉を聞いたことがありますが、冷えの観点から言うと、素足や、薄い素材の洋服はカラダを冷やします。また、カラダを締め付けるようなキツイ下着などを着用していると、血液の循環が悪くなり、これもカラダを冷やしてしまう原因となってしまいます。
女性ホルモンが体を冷やす!?
女性ホルモンが直接カラダを冷やすように作用してしまうのではなく、女性ホルモンと自律神経は、同じ大脳視床下部でコントロールされています。女性ホルモンのバランスが崩れると、体温を調節する働きがある自律神経も乱れてしまい、血行がわるくなってしまいます。
女性ホルモンと自律神経は互いに影響し合いながら作用しているものなのです。そのため、多くの女性が経験する”初潮・妊娠・出産・閉経”は女性ホルモンのバランスが大きく変化するとき。この時期には自律神経のバランスが崩れやすく、冷え性になる女性が多くいるとの報告もあります。
体温を上げるためには”筋肉”が必要!?
女性は、男性に比べてカラダ全体の筋肉量が少なくできています。この筋肉の中には”ミトコンドリア”という細胞が無数に存在していて、そのミトコンドリアが熱を発生させているので、筋肉を増やすとミトコンドリアの量も増え、熱をたくさん発生させることができるため、体温があがりやすくなります。
つまり、よく運動をして筋肉を鍛えて筋肉量を増やすこともカラダを温めていく上で重要なものとなります。
いかがでしたでしょうか?女性に冷え性が多いのは、なんとなくではなく、しっかりとした根拠があるものがたくさんでした。気を付けられるものはしっかりと気をつけて、カラダを大切にしてあげられるようにしましょう。