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じつは「こどもの骨折には3種類ある」って知ってましたか?そのときに親が気をつけるべきこと。

投稿日:2017年3月5日 更新日:

最近こどもの骨折が増えています。しかも「転んだだけで骨折」など昔ではあまり考えられなかったケースも増えているそうです。そんなこどもの骨折について、そしてそのときに親として知っておいたほうがいいことをまとめました。

こどもの骨折が増えている理由は運動不足?

こどもの骨折が増えている理由はいくつかあるようですが、おもに「朝ご飯を食べない」「テレビやスマホばかり見ている」「運動する時間が少ない」などがあげられます。骨折だけではなく、こどもの体力や運動能力は年々低下しているそうです。

こどもに多い3種類の骨折

じつはこどもの骨折はほとんどの場合が3種類に分けられます。

上腕骨顆上骨折(じょうわんこつかじょうこっせつ)

とても難しい名前ですが、肘(ひじ)の骨折では60%を占めるほど多い骨折です。整形外科や整骨院・接骨院でも「転んで骨折」といった場合にはまずこの骨折を疑います。

鎖骨骨折(さこつこっせつ)

これは聞いたことがある方が多いかもしれません。転んだり肩から落ちたりした時に骨折してしまいます。高い高いや抱っこが大好きなお子さんでも嫌がったりしたときには要注意ですね!

指節骨剥離骨折(しせつこつはくりこっせつ)

またまた難しい名前ですが、これもよくある骨折です。サッカー・バレーボール・ドッジボールでよく起きることが多い骨折です。突き指なんて湿布で治るよ!と勘違いすることも多いので、もしや?と少しでも思う時は専門医に相談しましょう。

こどもの骨折で怖いこと

こどもはじっとしていることができないので、しっかりとした固定ができず骨が再転位(また動いてしまうこと)をしやすいと言われています。

しっかりと治療を受けないと、成長する過程での成長障害(骨が伸びない)や後遺症(骨や関節の変形)を残してしまいます。その成長障害や変形は1回なってしまうと元に戻すのは難しいです。

たとえば、さきほどの指節骨剥離骨折(しせつこつはくりこっせつ)であれば骨折した指だけ成長ができず、指の長さに差が出たり曲がってしまったり・・・「あの時やっておけばよかった!」と思ったときには遅いのです。

お父さんお母さんに覚えておいて欲しいこと

こどもの骨折などのケガをしてしまったときに、お父さんお母さんに覚えておいて欲しいことがあります。

それは「子供は大人と違って自分のことを上手に説明できない!」ということです!!!痛くてもどんな風に痛いのか、どうやって痛くしたのか、どこが痛いのか説明する前に痛くて泣いてしまうんです・・・。

お子さんの小さな変化に気づいてあげられるのはお父さんお母さんだけです!少しでもおかしいなと思ったら専門医に連れて行ってあげましょう!

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