なるほどガッテン

痛いところを摩ると和らぐ!?

投稿日:2017年11月29日 更新日:


みなさんこんにちは。

こう、寒くなってくると、カラダのあちらこちらが『痛い』といった現象が起きてきてしまいますね。

古傷が痛んだり、なんとなく、いつもの腰の痛みが増したりしてしまいがちな冬。でも、毎日治療院には行けないし…そこで!今回は、痛みを少しでも和らげる方法をお伝えします!

痛みが和らぐ!ゲートコントロール理論!

痛い場所を摩ると、痛みが和らいだ!という体験は、どなたも一度は経験したことがあることかと、思います。

カラダのどこかを強く何かにぶつけた時などには、人は無意識のうちにその場所を摩っている。ということが起きます。何故!?摩るのか!?それは、痛みが減ると人間の本能が知っているからです。

そもそも、痛みのメカニズムとは

まず、痛みの度合い(強さ)は、痛みの情報を脳の方に伝達する『T細胞』への、興奮性入力と抑制性入力のバランスで決まります。

興奮性入力は”細い”神経線維から。抑制性入力は”太い”神経線維から脊髄を介して、T細胞に伝えられます。

太い神経線維を興奮させる

T細胞が痛み感じさせるものだと考えてもらうと、少し分かりやすくなります。(厳密には違います)T細胞を興奮させてしまうのが、細い神経線維。

T細胞を抑制してくれるのが、太い神経線維です。つまり、痛みを抑えるためには、T細胞を抑制させた方がいいので、”太い”神経線維を興奮させることが大切になってきます。

では、どうしたら”太い”神経線維を興奮させることが出来るのか?それは、前述したように”摩る!”ということです。”太い”神経線維は『触覚』を伝える神経線維のため、摩ったり、撫でたりすることで、神経線維の興奮が得られます。

いたいのいたいの飛んでいけ~

ゲートコントロール理論は、エビデンスが実は完璧なものではないのです。

理論に対しては、様々な異論もありますが、それでも、人は長年の間、痛みの対して『さする』ことを行ってきて、それで実際、痛みも軽減されることも事実として実在しています。

ぜひ、大切な方が痛みを訴えていたら、優しく摩ってあげてくださいね!

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