今、話題に挙がることや、テレビでも取り上げられるようになった「美容鍼(はり)」
キレイになる。ほうれい線が薄くなる。リフトアップできる。など、様々な効果が言われていますが、実際はどうなのでしょうか?
ここでは「美容はり」の医学的な根拠をもとに、紐解いていきます。
そもそも鍼(はり)とは
鍼(はり)は、なんとなく「東洋医学」のイメージが強く、東洋医学と聞くと「中国4000年の歴史」なんて言葉がなんとなく頭に浮かんできますね。
鍼(はり)が日本に伝わって来たのは、なんと!6世紀のはじめ飛鳥時代だそうです。漢方薬より先で、仏教よりも11年ほど後だと言われています。
鍼(はり)は東洋医学の他に漢方医学とも呼ばれ、中国の漢の時代に漢方薬と集大成にされたため、そのような呼び名になったそうです。THE歴史ですね。これ以上はあまり歴史が詳しくないことがバレちゃいますのでこのへんで。
鍼(はり)の太さはどれくらい
注射針の太さが約0.7〜0.9mm。それに対して、鍼(はり)は0.14〜0.34mmと注射針の約3分の1の太さです。
でも、そんなこと言われてもイメージつきませんね。そこで、0.14mm位の太さの物を調べてみました。が、あまり分かりやすい物はありませんでした。でも、イメージをつけてもらえるように無理やりこじつけます。
蚊です。夏の天敵の蚊。あの子のクチバシの針の太さは約0.08mm。惜しい!鍼(はり)の方が太かったです。同じくらいの厚みならありました。
それは、紙です。色上質紙(得厚口)A4サイズ。この紙の厚みが0.14mmだそうです。つまり、紙の厚みと同じくらいの細さということです。
なので、鍼(はり)はイメージよりもずっと痛みが少なく、快適に受けられます。
感染しないのかしら
鍼(はり)はカラダに刺すという行為のため、感染を心配される方も多いです。
現代の鍼(はり)は使い捨ての鍼(ディスポーザブル)が大半を占めています。そしてしっかりと消毒法なども学校や研修施設で教えられるので、清潔。安全に受けていただくことができます。
もしも、自身が感染症をお持ちであったり、免疫が極端に下がっている時は、必ず鍼灸師(しんきゅうし)に伝えるようにしてください。
お顔に打つと何がいいのか
鍼(はり)を顔に刺すことで、お顔の皮下組織を優しく刺激することができます。そうすると、何がいいのか。といえば、それはとにかく血流が良くなるのです。
また、優しい刺激によって、肌を修復しようとカラダが働き、コラーゲンやエラスチンの産生がとにかく活発になり、お肌の新陳代謝をあげてくれます。
そう!つまりは、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)をよくしてくれるのです。そうすることで、肌ツヤがよく、潤いと弾力とハリのあるお肌にしてくれます。
お顔の血流がよくなると
肌荒れの改善
ニキビや吹き出物や赤みなど
肩こりの改善
全身の血流もよくなるため
クマの改善
クマさんは森にさようなら
むくみの改善
ラーメンを深夜に食べると…
乾燥肌や脂肌の改善
どちらもなりすぎは良くない
リフトアップ
表情が明るくなります
ほうれい線やたるみの軽減
疲れた表情にならなくなります
化粧ノリの改善
時短
体質改善
鍼の持つ最大の特典
冷えの改善
血流を良くしてストレスを減らしましょう
顔面神経麻痺などの改善
病院でもすすめられています
などなど。嬉しいことがたっくさん!起こります。
血流をよくするということが、”いいこと”だということは広く周知されていますが、何が一番効果的なのか。お湯で温めたり、オシボリで温めたり、そのような方法もとてもいいですが、乾燥などの問題が発生してしまいます。
化粧水の出番ですね。美容鍼(はり)は、乾燥も防ぎながら血流をよくすることも可能です。
なんとなく、”摩訶不思議”なイメージがある「鍼(はり)」現在は、衛生的な面も含め、根拠もしっかりと示され安全性も獲得されています。
WHO(世界保健機関)も鍼(はり)の効果を疾患別に認めてくれています。ここまで受け継がれて来た伝統医療をぜひ一度勇気を出して試してみてくださいね。
あなたも鍼(はり)の素晴らしさの虜になってしまうかも。