こんにちは
今日は誰しもに起こりやすい足のいたみ「モートン病」についてです。
モートン病とは
モートンとは、昔の偉い先生の名前です。報告したのがその先生なのでそのまま病名になりました。
足の中指と薬指の間がいたみます。どんな状態かというと、神経腫(しんけいしゅ)と呼ばれる神経のかたまりが圧迫されたり、炎症を起こしたりしていたみを発している状態になります。
症状は?
足先のいたみ
とにかく”いたい”感じがします。痛みの強さは人によって強弱がありますが、いたみは強い場合は、ふくらはぎまでいたみが広がってしまうケースもあります。
足先の灼熱感
足先が、ピリピリしたり、ものすごく熱いような、熱を持ったような感覚になることもあります。
足先がしびれる
足が疲れると”しびれ”がひどくなり、安静にすると楽になるようであれば、ますますモートン病を疑います。
つま先立ちをすると違和感
つま先立ちをすると、モートンの神経腫(しんけいしゅ)を圧迫する姿勢になるために症状が強くなったり、違和感が出たりします。
原因は?
扁平足(へんぺいそく)
土踏まずがなくなっている状態です。そうなると、指先に負担をかけるため、モートン神経腫が圧迫され、症状が出やすくなります。
足先の過度な締め付け
先の細いヒールを履いた女性はとても素敵です。でも、モートン神経腫を圧迫してしまい、症状が出やすくなります。
足のむくみ
足がむくむと、足の指の間が狭くなり、モートン神経腫を圧迫して、症状が出やすくなります。
足先の冷え
足先が冷えると、筋肉や靭帯がかたくなり、モートン神経腫を圧迫しやすくなり、症状が出やすくなります。
つ・ま・り!
足先に負担がかかることや、足の指に中指と薬指に負担をかけるような姿勢が続いたりすると症状が出てしまうということです。
治療はどんなのがあるの?
まずは、できるだけ安静にしておくこと。そして、神経の圧迫による炎症なので、圧迫を解放して、炎症を抑えることがすごく重要になります。
手術療法(病院)
神経腫を切り取ってしまいます。が、中々そこまでになる方は少ないです。また、神経を切っても再発することもあり、いたみが取れてもしびれが残ってしまうこともあります。
ステロイド注射(病院)
炎症を抑えるステロイドを患部にうち、経過を診る治療です。
インソール療法(整骨院)
足底板(そくていばん)といって、靴の中に中敷を入れて、足の形を整える方法です。根本的な治療になるので、再発の可能性が低くなります。他の治療と組み合わせて使われることがほとんどです。
指圧・マッサージ(整骨院)
足先の筋肉を緩めることで、神経の圧迫も解放されやすくなります。圧迫を受けているところを避けて、周りをよく緩めるようにするといいです。
超音波治療(整骨院)
音の振動を利用した機械を患部に当てることで、炎症を抑えてくれ、いたみを減らしてくれる効果があります。
足をいたわりましょう!
症状が出てしまうと中々痛い「モートン病」足はいつでも、私たちのことを黙って支えてくれています。
よく歩いたって、走ったって、暑くても寒くても、太っても!どんな時でも、地面と接着して衝撃に耐えてくれています。そんな足がいたみを訴えた時は、休み時なのかもしれません。
足も自分もよく労ってあげてくださいね。